リーディングビュー

新しい記事があるのでクリックしてページをリフレッシュしてください。

濁流と化した川に車が…。中国南部・中部で記録的な豪雨、数万人が避難するなど被害が拡大

中国南部および中部を襲った記録的な豪雨により、少なくとも21人が死亡(5月19日時点)し、数万人が避難を余儀なくされています。

【動画】洪水に飲み込まれる車

anewzによると、被害は湖南省・湖北省・貴州省・広西チワン族自治区・広東省など広域に及んでいます。湖南省の石門県では24時間で339mmを記録し、5人が死亡、11人が行方不明となっており、5月19日夜までに1万9000人以上の住民が避難しています。

今回の降雨帯は1000km以上に及ぶ異例の広さに達しており、ベンガル湾・南シナ海・太平洋から流れ込んだ温かく湿った空気が一箇所に集まったことが原因だとロイターは報じています。また、そうした空気の移動速度が遅かったことも大きく影響していると気象専門家は分析しています。

中国政府は湖南省・広西・湖北省などにレベル4緊急対応を発動し、計1億5000万元(約35億円)の災害救助費を拠出しました。国家発展改革委員会は5月20日に、別途5000万元(約11億円)を道路などのインフラや学校・病院などの復旧に充てると発表しています。 

【あわせて読む】街中の公道に流れ込む濁流、飲み込まれる車…。ハワイ・オアフ島で鉄砲水が直撃、深刻な被害に

...クリックして全文を読む

© - via Getty Images

TOPSHOT - This picture shows a flood-affected area after heavy rains in Duyun, in China's southwestern Guizhou province on May 19, 2026. The death toll from heavy rains across central and southern China since the weekend has risen to 22, state media reports showed, with 20 more people still unaccounted for. (Photo by CN-STR / AFP via Getty Images) / China OUT

中国観光客減少でインバウンドビジネスはどう変わる? 花王が福岡1店舗で出荷14.5倍を実現した、新たな“勝機”の見つけ方

著者: Akari Ito
グローバル市場に関するフォーラムでの様子グローバル市場に関するフォーラムでの様子

高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁から半年が経った。日中関係の冷え込みから、4月の中国からの観光客は前年同月比56.8%の減少となり、かつての「爆買い」の喧騒も街から遠のきつつある。日本のインバウンドビジネスを、今どう再構築していけばいいのだろうか。

4月に東京で開催されたグローバル市場に関するフォーラム(NOVARCA主催)。そこに登壇した花王やコーセートラベルリテール、ukaのキーパーソンたちが語ったのは、特定の国に依存せず、市場を「分散」させることで見えてきた新しい成長戦略だった。

「依存しすぎていた」という反省。いま必要なのは“分散”

「中国からの観光客が減ったから、インバウンド事業は控える、というのは違うと思うんです」

セッションの口火を切ったのは、フォーラムの主催者であり、グローバル事業の成長を支援するNOVARCAの濱野智成さん。同氏は、現在の状況を「これまでの中国依存から脱却し、ターゲットを多角化するチャンス」だと捉えている。

「むしろ、これまでは一国に依存しすぎていたとも言える。いま必要なのは、リスクを分散しながら、着実に別の市場を拓いていくことです」

花王の小林恵美氏花王の小林恵美氏

福岡のドン・キホーテ1店舗で起きた「出荷14.5倍」の奇跡

その「分散戦略」の成功モデルとして注目を浴びたのが、花王の小林恵美さんが紹介した韓国人観光客向けのプロジェクト。

ターゲットにしたのは、「炭酸の効果で血の巡りをよくする冷却脚用シート」というヘルスケア商品。

花王は、東アジアに根付く「心身の気血を循環させる」という思想をフックに、特に韓国人観光客で賑わう「福岡」に狙いを定めた。

驚くべきは、その絞り込みの徹底ぶり。展開したのは、福岡の中でも特に免税売上の高い、ドン・キホーテの「たった1店舗」だった。

日本で活動する韓国出身のインフルエンサーとタッグを組み、現地の感性に突き刺さるコンテンツを作り上げ、店頭のサイネージをジャックするように展開した。店頭の反響は花王の出荷数にもダイレクトに表れた。

「めぐりズム炭酸脚シート」の出荷数は、企画実施前3週間の平均34個に対し、実施後3週間は平均496個へと跳ね上がった。実に14.5倍。この数字が「証拠」となり、その後、韓国本国での商談も一気に進んだという。

小林さんは語る。「1店舗に絞ったからこそ、確実な『勝ちパターン』を作ることができた。スモール、スタート、スピーディー。これこそが、変化の激しい今の時代の成功の秘密です」

ukaの小笹和洋氏(左から3人目)は「日本には日本独自の成分を使った良いものがたくさんある。その魅力を伝えたい」と話した。ukaの小笹和洋氏(左から3人目)は「日本には日本独自の成分を使った良いものがたくさんある。その魅力を伝えたい」と話した。

2026年、インバウンドの形はどう変わるのか?

会場からは、2026年の訪日客数の見通しについても質問が飛んだ。コーセートラベルリテールの木瀧寛人さんは「中国が重要で優先度の高い国であることは変わらない」と前置きした上で、こう強調した。 「課題は中国への依存度を、どこへ、どうシフトさせていくか。そのバランスが問われています」。

中国という巨大市場の存在感は依然として大きい。しかし、政治や社会情勢に左右されない強靭なビジネスを作るためには、今回の花王の事例のように「特定のターゲット」を絞り込み、その場所で確実な成果を出す柔軟さが求められている。

インバウンドは「量」の時代から、緻密な戦略に基づく「質」と「分散」の時代へ。東京で開かれたこのフォーラムは、日本のグローバル戦略の確かな転換点を感じさせるものとなった。

...クリックして全文を読む

© ハフポスト日本版

グローバル市場に関するフォーラムでの様子

© ハフポスト日本版

花王の小林恵美氏

© ハフポスト日本版

ukaの小笹和洋氏(左から3人目)は「日本には日本独自の成分を使った良いものがたくさんある。その魅力を伝えたい」と話した。
❌